編集Compilation

編集業務とは

 編集記者は送られてきた原稿の内容から記事の価値を判断し、どの程度の大きさで扱うかを決めます。大きな記事には大きな見出し。小さな記事には小さな見出し。見出しの文言を考えながら、一方で見出しや写真の配置を決めていきます。見出しは限られた字数で分かりやすく、かつ正確で、特に西日本スポーツの場合は読者の目を引きつけるインパクトのある文句でなければなりません。価値判断、見出し、レイアウト。編集業務は、この三つをほぼ同時に進めていく〝職人技〟でもあります。
 紙面作りではパソコンを使っての作業が主となりますが、レイアウトを決める段階では、紙面と同じ大きさのレイアウト用紙に線を引いて大まかな「設計図」を作ります。その設計図をもとに、パソコンを使って紙面へと仕上げます。

フローチャート

編集ニュースの内容や掲載する面などについて打ち合わせを行う

編集記事の配置を決める

編集専用の編集ソフトで紙面を形にしていく

上野貴

 九州はスポーツが盛んで、ホークスをはじめ多くの「おらが街」のチームがあります。そんな地元の盛り上がりに貢献したいと思い、Uターン就職しました。その願い通りに、郷土愛あふれる紙面作りに携わることができています。
 職場は、すぐに溶け込むことができる、アットホームな雰囲気です。不安なことがあれば、すぐに相談できる先輩がそろっています。
 紙面編集の仕事で大切にしていることは、日々フラットな気持ちで物事に向き合うことです。先入観を持つと、偏った見方になり、見落としや間違いを生んでしまいます。昨日まで感じていたこと、準備したことも大切にしつつ、常に新鮮な気持ちで臨んでいます。
 また、一般紙と違い、スポーツ紙では面白さが求められます。面白さと分かりやすさを併せ持つ見出しやレイアウトを考えることは難しく、時間との闘いもあります。そんな中で、少しでも読者の皆さんに楽しんでもらえるよう、全力を尽くしています。

進 祐樹(福岡県出身)

スポーツ編集部所属

2015年12月入社、校閲業務に就く。

2016年3月西日本新聞社スポーツ本部スポーツ編集部に異動。